動物園【S12/最終43位】

構築記事

SVシーズン12で使用した構築を紹介します。

【使用構築】

構築経緯

 前期使用したカイリュー、ハッサム、ウーラオス、ガチグマの並びが使用感が良かったので流用しました。細かくはそちらを見て頂けると幸いです。
https://masterduel-deck-lab.com/mega-solar-beam.com/?p=208

①鉢巻カイリューからスタート

 使用率の高いポケモンが多様な型で使用されており、選出、立ち回りともに非常に難しい環境だと感じていました。そのため、特性と先制技の存在から選出事故が少ないカイリューを極力選出したいというところから構築をスタートしました。技選択の面でも事故を無くしたかったので無効が無い飛行テラバーストをメインにし構築の主軸を担えるこだわりハチマキで採用しました。

②クッションとしてハッサムを採用

 鉢巻カイリューは有利対面から圧力をかけていく動きが強いと感じたため、削りで行動保障を崩しながら対面操作で有利対面を狙えるハッサムをクッションとして採用しました。自身も高火力先制技があり、カイリューで崩した後のスイーパーの役割を持つことができ、相互にサポートし合えることから、カイリューの選出率の引き上げに寄与できることを期待しました。

③ステルスロック対策として連撃ウーラオスを採用

 カイリューを極力選出することを目指すうえでステルスロック対策が必要でした。そのためステロ撒きの多くに有利に立ち回れる連撃ウーラオスを採用しました。

④第2のアタッカーとしてガチグマ(アカツキ)を採用

 ここまでの並びが物理偏重なため指数受けがきつい問題がありました。そこでカイリュー同様無効のない一致技で殴れる特殊アタッカーのガチグマを第2のアタッカーとして採用しました。

⑤積対策としてドオー、コノヨザルを採用

 ここまででステルスロック+積み特化の構築や、ビルドアップ等の火力+耐久積みポケモンが重いという欠点がありました。特に後者は並びで判断する技量が無いので、対策枠を2枠別方向で割きたいと思い、ドオーとコノヨザルを採用し構築を決定しました。



個体解説

①カイリュー

✓調整
167(4)-204(252+)-115-x-120-132(252)
アタッカー性能重視でAS特化

 AS鉢巻カイリューです。構築の軸で鉢巻+飛行テラステルによる高火力での崩しと先制技による縛りが役割となります。有利対面から自身で相手を崩し、1度クッションに引きしんそくによるスイープに切り替えていく動きがメインになります。コンセプト通り構築全体で極力選出できるようにサポートしており、68/72戦で選出していました。
 技構成はメインウェポンかつ非接触が強力な「テラバースト」、先制技の「しんそく」、鋼を意識してヒードランにも通る「じしん」、ロトムへの打点とテラスタルを切らない場合を意識した「げきりん」です。テラスタイプはテラバースト用の「ひこう」です。


②ハッサム

✓調整
177(252)-169(28+)-146(204)-x-103(20)-83(個体値27)
HB:特化珠ミミッキュのA↑2テラスタルシャドークロー確定耐え
HD:特化サーフゴーのシャドーボールでオボン確定発動
A:無降りミミッキュ確定+α
S:ブリガロン抜かれ

 HBベースのハッサムです。アタッカーの不利対面で引き先となり、後攻とんぼがえりにより有利なアタッカーを繰り出していきます。クッションとなりながら、サイクル下での削りの如何によって剣舞バレットによるスイーパーに切り替えていく動きがメインになります。その動きを実現しやすい耐久厚めな調整でオボンのみを持たせました。カイリューと異なるタイプの先制技の存在により、テラスタルによる先制技の回避をケアできることがある点が重要です。
 技構成は、基本の動きを成立させる「バレットパンチ」、「とんぼがえり」、「つるぎのまい」に加えて崩し意識の「はたきおとす」です。テラスタイプは炎オーガポン対面でとんぼがえりを押したい場面があるので「ほのお」にしました。



③連撃ウーラオス

✓調整
175-200(252+)-121(4)-x-80-149(252)
アタッカー性能重視でAS特化

 ASグローブ連撃ウーラオスです。ステロ撒きの大半に1回しか行動させないことが多く有利が付きやすいポケモンとして採用しました。ステロを撒かれた場合このポケモンの体力が残るためメインに動かし、引きや削りを優先してきた場合には裏のカイリューをメインに動かす立ち回りを意識しました。パンチグローブはゴツゴツメットの対策に加え、HBサーフゴーやサンダーを倒すためにも必要でした。
 技構成はメインウェポンの「すいりゅうれんだ」、カイリューを意識し「れいとうパンチ」、水への打点として特に連撃ウーラオスミラーで押しやすいことを意識し「かみなりパンチ」、対面性能向上とS操作+ステルスロックを咎められ得る先制技の「アクアジェット」としました。テラスタイプは、電磁波のケアと水タイプによる受けの崩しを意識した「でんき」にしました。


④ガチグマ(アカツキ)

✓調整
189(4)-x-140-187(252)-85-114(252+)
襷で行動保障があるのでCS振り切り
無振りロトム意識で最速

 CS襷ガチグマです。カイリューと攻めの補完が良いアタッカーとして採用しました。殴り合いたいポケモンに特殊が多く、行動保障と役割対象を抜きされるSラインを両立しつつ一致テラスで崩し採用できるきあいのたすきを持たせました。行動保障のある崩し枠は受け駒で崩し枠を釣ってくるタイプの対面構築にも腐らないため選出しやすく便利でした。
 技構成はメインウェポンかつ崩し技の「ブラッドムーン」、カイリューの飛行技との補完となる「だいちのちから」、ブラッドムーンの隙に打つテラス時火力意識の「ハイパーボイス」、対面性能意識の「しんくうは」です。テラスタイプは崩し意識の「ノーマル」です。


⑤ドオー

✓調整
237(252)-95-123(252+)-x-121(4)-40
物理のストッパーを意識しHB特化

 HBの残飯ドオーです。積みポケモンへのストッパーとして採用しました。特に止めたい相手がトドロクツキとウーラオスだったので、HBカウンター持ちの水テラスタル天然で採用しました。カウンターにより対面性能も高いので、長期サイクルの難しいこの構築でも選出に絡めやすいです。持ち物は陽気カイリューのスケイルショット5発の乱数が怪しいので耐えられる確率を上げられるようにたべのこしにしました。ビルドウーラオス対策枠として、セットで居ることが多いスケショカイリュー+電磁波ハバタクカミにも纏めて強い点が優秀でした。
 技構成はメインウェポンの「じしん」、テラス無しでトドロクツキを遂行するための「カウンター」、補助技で粘ってくる相手や回復持ち特殊を遂行する「どくどく」、回復用の「じこさいせい」です。テラスタイプは水流連打を意識し「みず」にしました。



⑥コノヨザル

✓調整
215(236)-140(36)-100-x-110-154(236+)
H:いのちがけでカバルドンを倒せる
S:準速イーユイ抜き
A:あまり

 HSベースのスカーフコノヨザルです。積みポケモン対策枠2つ目で、後発からこちらのカイリューに強い型のカイリューやウーラオスを展開される動きに負けることが多かったので、それらを上から命がけで無理やり持っていけるこのポケモンを採用しました。初手のとんぼがえりからハッサムを絡めカイリューに繋ぎ数的有利を取っていく動きは基本戦術としても運用でき、その後に命がけで逃げ切る動きは戦術にかみ合っていました。
 技構成はメインウェポンの「インファイト」、眼鏡ハバタクカミを意識し「シャドークロー」、上述の「いのちがけ」、撃ち逃げ用の「とんぼがえり」です。テラスタイプは妖耐性を意識し「はがね」にしました。



選出

・ウーラオス + ハッサム + カイリュー
+ +
 基本選出1つ目で、ステルスロックが無ければ対応範囲が広いハッサム+カイリューを強く動かすために、ステロ撒きに強いウーラオスを初手に置く選出です。ガチグマやコノヨザルは一部のステロ撒きに有利なのでウーラオスの代わりに置く場合もあります。

・コノヨザル + ハッサム + アタッカー
+ +
 基本選出2つ目で初手のコノヨザルのとんぼがえりで様子見しながら出落ちを防ぎ、ハッサムを絡めてアタッカーの有利対面を狙っていきます。

・対面選出
+ +
 コノヨザルのいのちがけとドオーのカウンターで1体ずつ処理し、対面性能の高いカイリューで1対1に勝つことを目指します。

上記以外は雰囲気で選出しました。

結果

TN:ミラジェイド 最終43位 最終レート2107



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